蒼い鳥の歌

夢キャスと橘蒼星さんと夢女子CP中心の二次妄想置場です。苦手な方はUターン!

そせねこ、さいしょのこと

ある日、人の形をした魂と、まだなんの形にもなっていない精気の塊が出会いました。

2つはなんだかとても気が合って、ずっと一緒にすごしていました。

楽しくなって歌をうたい、飛んだり跳ねたり、走ったり、

お花の気を見つけては ずっと一緒に眺めていました。

 

そんなある時、人の形をした魂に神様から手紙が届きます。

蒼い星に人として、産まれておいでと書いてありました。

2つはずっと一緒にすごし、離れる時が来ることなんて

一度も考えたことがありません。

精気の塊は驚いて、悲しい思いでいっぱいになり、

人の形をした魂は淋しいけれど、それじゃあね、と、

蒼い星につながる泉に入っていってしまいます。

 

ちゃぽん。

 

精気の塊は水面を見つめ、人となった魂を見守ります。

人となって生まれた魂は蒼星と名付けられ、聡明な男の子に育ってゆきます。

蒼星が大きくなるにつれ、精気の塊は寂しくなります。

また一緒に遊びたい。そばにいたいと思いはじめます。

 

精気の塊はまだ未熟。

まだまだ人にはなれません。

神様からの許しもない。

だから勝手に泉に飛び込みます。

するとはじめは白い椿になりました。

蒼星が住んでるお家まわり、軒先に咲いて待ちました。

蒼星は「綺麗なお花が咲いてるなぁ!」と、とてもとても褒めました。

椿の花は嬉しくて、えっへんとした気持ちでキラキラします。

すると蒼星のお母さんがやってきて、そんなに気に入ったんならと、

咲かせたお花をチョキン!と切ります。

 

「なんてことするん!」蒼星はとてもびっくりします。

「なんで切ってしもうたん?」なぜだかわからないけど、とても悲しくなったのです。

お母さんはこう言います「生けたらそばに置いとけるやろ」と。

だけど精気の塊は切られた瞬間元の世界へ元帰り。

蒼星はわけがわからないまま、お花のそばでこっそり泣いたのでした。

 

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